運がまわる話〜徳の種類②〜

前回の記事で、陰徳と陽徳について書きました。

 

その他、徳の種類があります。

 

それは天徳、人徳、地徳です。

 

天徳とは、日本、世界、世の中に対する徳です。日本のため、世界のため、より良い未来のための徳のことです。また神に対する信仰心。神社参拝、奉納など。これ見よがしに大金を奉納する、やみくもに御朱印を集めればといいという意味ではありません。心を込めて信仰する、世界平和、安寧などを祈ることが大切です。

直感が冴え危険なことを事前に防ぐことが出来る、お天気に恵まれたりなど。

 

人徳とは、人に笑顔で接する。悪口を言わない。その人にとって見返りを求めず、その人に必要なことをする、人助け。相手の人の気持ちを明るくする。感謝の気持ち。信頼される。

 

地徳とは、地域、業界などに対する貢献。復興、環境保全、ゴミ拾い。自己鍛錬、切磋琢磨し才能をそれぞれの分野で発揮すること。仕事に直結します。

 

それぞれスケールが異なりますが、この1つがどれも欠けてはいけません。例えば、大きいスケールの天徳だけあれば良いということではありません。バランス良く、全ての徳が整うことが大切です。

 

その上で、それぞれの徳の行いを陰徳とする。

 

自己満足に浸らない、承認欲求を徳を積むことで満たさない(ひけらかさないこと)、「やってあげた!」と思わない。

 

淡々と、謙虚に。

 

なんとなくいつもお金に困らない、いつも運がまわる、ツイてる人は目に見えない徳が天の貯金、運の貯金として貯まっていきます。

 

これから出会う大切な出会いも徳に影響します。

 

目に見えた数字、例えば毎月振り込まれるお給料、銀行口座の預金、目に見えた財産だけが「お金」ではありません。

 

むしろ徳の貯金の方が大切だと私は日々感じています。

 

今、大金を持っている人も、人に恨まれることをしていたら大どんでん返しが来ますから。それは運の貯金が目に見えない形で借金をし続けた結果です。

 

謙虚で嘘がなく、素直で感謝の気持ちを持つことが大切です。

 

笑顔で「ありがとうございます」と言うこと。

 

徳を積むということはお坊さんだけがすることではありません。私達こそ率先して行うことです。

 

徳を積むことは特別なことではなく、日常の基本、人生をより良く進む基本の基本です。

 

先祖代々のカルマや前世のカルマの清算、今世で作った過去の自分自身のカルマ、自分に思う節がある方、遅くはありません。

 

気付いた今から意識して行動していきましょう。

 

私利私欲では運がまわりません。

 

大きなことをやらなくてはいけないと思わなくていいです。自分に出来ることでいいです。小さなことから。

 

運がまわらない、最近運気が低迷しているなと感じたら自分のそれぞれの徳について振り返ってみてください。