”何も言わない”って愛情じゃない

こんにちは、美家 衣佐です。

 

タイトルのお話。

 

家族や恋人、友達、親戚、会社の仲間、仕事関係の人、知り合い。

 

言いにくいことでも違和感を感じたり、

「それって良くないよ」って思うことは口にした方がいいと思います。

 

初めて会う人には今のご時世、事件になったりと色々と難しい面もありますが、

少なからず、家族や恋人などまずは身内から、

 

本音で話していきたいですね。

 

仏教の十善戒に、「不綺語」という言葉があります。

 

「不綺語」とは、

 

思ってもないことを言わない。

思ってもいないお世辞。中身のないことを話す。上辺の話など。

 

心にもない話をするということですね。

 

世間話や当たり障りのない話をするということは、

「場を持たせるため」に必要なこともあります。

 

ただ、ずっとこの当たり障りのない会話ばかり繰り広げている方いませんか?

 

特に、ご家族間でも当たり障りのない話、深い心の内の話をしない方が多くて、

セッションで初めて、

家族にも言えない話、心の内側の本音の部分を話してくださる方がたくさんいます。

 

もちろんセッションで、潜在意識を見るので当然深い話にはなりますが、

是非勇気を持って、ご家族や恋人、友達、会社関係、お仕事関係の人、

 

どんどん”本音のコミュニケーション”を深めていってほしいと思います。

 

「言いにくいな」という気持ち、よく分かります。

また「あの人は話しても聞いてくれないし、話しても意味がない」と諦めたくなる気持ちもよく分かります。

 

それでも、何度も何度も繰り返し伝えていく。

もちろん言い合いでなくて、

 

「こう思っている」「こうした方がいいと思う」

どんどん伝えていかないと。

 

薄々気付いているけど、見ないふりもやめましょう。

「お節介かな?」と思う必要もないです。

 

”相手の全てを受容する”のは愛情ではない。

 

相手の存在を否定しているのではなくて、

「こうした方がもっといいと思う。さらに良くなるよ」という提案。

 

”間違っていること” ”違和感を感じること”

何も言わないのではなくて言いにくいけど、

言わなくてはいけないこと、伝えなくてはいけないことがたくさん。

 

相手を思ってのこと、本心からの言葉なら、

必ず、相手に伝わります。

今すぐ目に見えた結果でなくても、相手の潜在意識には必ず伝わっています。

 

「言っても意味ないから」なんてことはありません。

 

相手に伝えていくこと、向き合うことって、

行き着くところ、骨の折れる作業なんです。

自分のエネルギーも時間も奪われているように錯覚するから。

 

"面倒臭い”ように感じる。

 

でも決して”面倒臭い”ことではありませんよ。

 

何よりも大切なことで、人間関係の基礎です。

 

本音で話す。

 

相手を思って、話していきましょう。