こんにちは、美家 衣佐です。
自己中な人、自己中心的な人がすごく世の中に多くなってきたなと思います。
自分を大切にする「自己愛」や色々な生き方を受け入れる「多様性」が
あちこちで大きく取り上げられるようになったからです。
もちろん、2つとも素晴らしい考えで人間が健康でより良く生きるには
必要不可欠な考えです。
心も体も健康でいるためには、
自分を大切にする、色んな生き方、価値観があるなど知っていくことは大切です。
でも、その中で「自分の感情にばかりフォーカスする人」
自分の痛みや自分の感情ばかりを強調して、
周りの人の感情、気持ち、痛みには無関心な自己中心的な人が増えてきた印象。
増えたというよりも、そういう人の声がより大きくなっただけかもしれません。
本当に自分を責めてしまったり、
周りに気を使って一生懸命生きている人には意外と届いていなかったりする。
本当に届いてほしい人には届いておらず、
元来自分勝手な気質、わがままな性格が普通の人より強い人が周りに言われて抑えていたのが、社会全体の風潮で我慢するのをやめたのかもしれない。
そしてこの自己中心的な人の特徴としては、他者に対しての”共感がない”
自分がなりたい憧れのイメージ化、自分が欲しいものなど願望達成のイメージ化は得意でも、
他者が「こう思うだろう」「こうすることでこうなっていくであろう」というイメージに対しては乏しい。
相手の感情を理解することや、相手の感情を自分の感情のように感じることが著しくできない人が増えてきている。
また、世間一般にHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)その他HSCやHSSなど
繊細で心が疲れやすく生き辛いと言われている人がSNSなどを通して広く言われるようになった影響もある。
「私、HSP なので・・・」
とネガティブな要素を含めて言ってる人を多く見かけますが、
「え、そんなにそれって嫌ですか?」
ってその度に思います。
私はかねてからずっとHSPを長所にしか思っていないからです。
繊細=感度が高いと言うことは、周りの気持ちを感じ取りやすかったり、
その環境の刺激が強い、音や香り、光などに扁桃体が強く反応するなど人によって特徴は様々ですが、それは気質であり個性であり、
感度が高いということは物や人が発生させる波動やエネルギーの違い、変化に気づきやすく、時によっては事前のリスク回避が出来ることにもなります。
そして共感力が高い人が多いので相手の立場に立って考えることが出来、人からも好かれます。
「あの人、今日怒っているな〜」というのも、理由までなんとなく分かったりするし、
そんなときは多少めんどくさくても、分かりやすく事前に説明を入れておいたり、フォローを入れておいたらいいと思います。
その人のスタンスが基本的に受け身であることと、
めんどくさいと思ってその作業をスキップすること、
また、自分自身の自信のなさや過去のトラウマ、自己肯定感のなさは
HSP とまた違う問題だからです。
HSPは感度が高い、繊細というだけです。
繊細は弱さとは違う。
そこでネガティブさをHSPのせいにしてしまうと、
「その気質のせいで、自分はだめだ・・・」
となり、人との本音の意見交換が怖くなったり、
現実逃避のように優しい言葉の雰囲気や、柔らかい配色の色味しか受け入れられなくなると、
物事の本質が捉えられなくなったり、どんどん視野が狭くなりより生き辛くなってきてしまいます。
それこそ私も霊感や、社会全体のエネルギー、物や人、場所のエネルギー全て拾ってしまうのでよく気持ちは分かります。
でもHSPを自分の特徴、個性として受け止め、
まず自分が疲れやすくなる傾向を分析して環境を整える、
必要のない情報は多少無視する、
相手の立場に立って、「あぁ今余裕ないんだな。分かる、私も忙しいときは、きつい言い方になるし」と思いながら、フォローを事前に入れれば相手も心に余裕が生まれるし、良い人間関係が築いていけます。
鈍い人よりよっぽどいいけどなぁ
が本音です。
鈍いということは共感力も低いので、相手や周囲の気持ちは分かりません。
不満を持たれていたり、嫌われても好かれてもあまり分からない。
「自分はこれでいいんだ!」と突き進んでも、「なぜうまくいかないのかが分からない」
相手があってはじめて、
ビジネスも、恋愛も、家族も、仲間も、友人関係も成り立つ訳です。
”繊細さ”や”共感力”があるということは、今の時代大変武器になります。
武器という言い方は嫌いなんですけど、ともかく本当にいいことですよ。
必要な能力です。自信をもって。
はっきり言った言葉の意味、分かりやすい仕掛けも分かる。
さらにそこにわびさびの美しさ、奥ゆかしさ、その芸術性、
優しい人の粋な気配りを見落とさずにキャッチすることもできる。
生きる上で必要不可欠な感動に、日々たくさん出会えますよ。
そこにプラス、信念のような強さや、適度に気持ちを切り替え、
気にしない、忘れる感覚を持てば最高だと思います。
今日は、ここまで。
共感についてはまた書きます。